休校あけ、3ヶ月ぶりの授業や部活です。
3ヶ月といえば、
遠距離恋愛にかげりがみえ、失恋の痛手からは立ち直る程の長さです。
登校はもはや復帰ではなく、挑戦ですよね。
登校までに、リズムを整えるために、小さな、イエスに決まってている質問を繰り返すのも効果的です。
「外、晴れてる?」「うん」
これで1ポイント
うざがられない程度に(中学男子は危険!)
10ポイントほどためてから送り出しましょう!
ネットには、同じレベルの問題がたくさん載ったプリントがあります。
でも、同じ問題を解くのは、6問から8問にとどめましょう。
簡単な問題をたくさん解くと飽きてきます。
飽きると計算ミスが出ますし、字がきたなくなります。
ノートに問題を書き写し、計算過程も書いて、6問程度がベストです。
算数が得意な子が中2くらいで急に成績が落ちるのは、計算過程をていねいに書く習慣がないことが多いです。そして、中学になるとなかなか直せません。
低学年のうちに習慣づけを。
家庭での名もなき指導は
□学校からのプリントに目を通し、決定事項、変更を把握する。
□必要に応じて、塾、職場、祖父母に連絡、調整を繰り返す。(一度では済まない場合が多い。)
□同じく課題プリントを整理し、確認する。
□食事の手配をする。
□送迎の段取りをつける。(塾は徒歩か完全送迎をお願いしていましたし、送迎での登校を義務付ける学校もありました。)
□オンライン指導などの環境を整える、指導中の監督(低学年は1人では難しかったです。)
□学校から持ち帰られた教材や文具を管理する。
など、無限にありました。
塾が変則的なスケジュールになったとき、スムーズに移行できたのは、このような周辺の環境が素早く整えられて、子供があわてることなく、新しい指導方式に対応できたからです。
とても忙しく、ストレスフルな毎日だったとおもいます。それにもかかわらず一緒に問題を楽しんでくれ、子供を学習に誘導してくださったこと、本当に本当に感謝いたします。
ありがとうございます。
名もなき家事があるように、名もなき指導があります。
今回は、それがお母さんの仕事になることが多かったとおもいます。膨大な量でした。
忙しいと分かっていても
お母さんに協力をお願いする理由です。
①子供のビッグデータをだれよりも持っている。
②日常を知っているからこそ変化にもすぐ気づいてくれる。
③学校、塾、家庭のスケジュールを全て把握している。
④今の状況を少しでも良くしたいとおもっている。
まだこんなに休校が長引くと思わなかった時期、感染が始まった2月には、自宅指導との繋がりをつける準備が始まりました。
ルーティンだったものが崩れるとストレスがたまります。
子供もきっといっしょです。
外交的な子は注意力散漫に
内向的な子は閉鎖的になります。
そして両方とも自分以外の人のことを想像しにくくなる。
共感できなくなると協調性がなくなる。人工的に作られた発達障害のような行動が出たりします。
対策は、その子がいま年齢の8割くらいの理解度だと考えて対処すること、
中1なら小4くらいかな、小4なら小2くらい。
そんな小ささだとおもってみると、イライラしません。
新しいものを持つとやる気が出ます。
物が少なければ動作が早くなります。
自分で決断すると気持ちが上向きになります。
予算を上げて筆箱を新しくしてみましょう。
買う前にたくさん話をしましょう。
こういうのがいいよ、というよりは、お母さんが小さかった時の話、すごく欲しかったものの話、買って失敗した話をしてあげると話が弾みます。
何かのご褒美でなく、降って湧いた予算だとうれしいかも。
楽しい気持ちを作りましょう。
頭の回転が良くなります。
ここのところ午前が生徒とのやりとり、午後が塾関係のオンラインセミナー、夜からは、ビデオ指導や、アクリルのパーテーション越しの指導という流れです。
学校も塾も、それぞれの規模で対応が違うのは当たり前で、まわりの事例を集めるより、自分の生徒をきちんと分析しないといけないようです。
オンライン指導真っ盛りの中、私が選ぶ究極の遠隔指導は、「活字」です。
ラインやメールのやり取りも含め、活字を使っての指導、それがどこまでできるか、朝晩のなぞなぞのやり取りからグループ分けしています。
①文章の読み取りが十分できる
②文章の読み取りは不十分
③質問事項をまとめて簡潔に質問できる
④思いついたことを文章にして質問できる。
⑤質問するべきポイントを探せない
にざっくりと分類
可能性を探りました。
①③の組み合わせ、②③ や①④の組み合わせは、問題集と時間を区切ったラインやメールのやり取りで十分指導ができ、オンライン指導は逆に時間の無駄になるようです。
②と④の組み合わせ、①と⑤の組み合わせは、問題集で指導できるけれど、終日の質問受けつけが効果的かな、と思います。オンライン指導の場合、まとまりのない話のうちに指導時間が終わるので、時間指定というより、あるところまで進んだら雑談形式でみじかい指導がいいようです。
①⑤は、自分で解き、自分で解決するので、スケジュールを一緒に立て、報告を受ければOK
②⑤の組み合わせの生徒は、臨機応変のやりとりが必要なので最大限に注意して対面指導が必須だと考えます。
また、年齢が低いと②と⑤になりやすく、問題の難易度から行って中学受験生も②と⑤になりやすい。
やはり小学生は人の手が必要だな、と思います。